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腰周辺の筋肉が「痙攣(けいれん)」を起こす。

突然発症した「ぎっくり腰」の強い痛みの要因として多いものは「痙攣」です。
腰の周りの筋肉が痙攣をおこしてしまい、それによってさらに周りの部分にも炎症が起こってしまうことも。
腰の周りの筋肉が張ったような、緊張しているような状況から、なんらかのきっかけや急激な負荷がかかることで痙攣を起こしてしまうのです。
そういった意味では腰の周りの筋肉の緊張した状態が「ぎっくり腰」を起こしやすい状態だった、ということも言えるのです。

筋肉のしくみを理解する。

そもそも筋肉というものはどういった形の組織なのでしょうか。 筋肉は伸び縮みするまるで「ゴム繊維」のようなものが束になった「筋繊維」というもので、これが適宜作用することによって体の動作がスムーズに行われます。
一般的に健康な状態であれば、これら筋肉は状況に応じて伸び縮みをすることで、問題なく日常生活が送れるものなのですが、運動不足や加齢などで筋肉が緊張したような凝った状態になってしまうとスムーズに動作できません。
凝った状態の筋肉は萎縮したようになってしまうため、ここに何らかの負荷が急にかかってしまうと靭帯や筋肉が対応できず「炎症」を起こしてしまうのです。

筋肉がリラックスできているかどうか。

ある意味意図していないときに突然起こると思われている「ぎっくり腰」ですが、こうやってみてくると、発症する要因が見え隠れしていると気付いたのではないでしょうか。
そもそも筋肉の状態がとてもリラックスしていて、適度に筋力がある場合は、「ぎっくり腰」になる可能性が低くなるでしょう。
しかし運動不足による筋力低下や悪い姿勢で筋肉のバランスを崩す、といった生活習慣の人は「ぎっくり腰」を引き起こしてしまう要因を自ら作っているということになります。
これらのメカニズムを理解すれば、「ぎっくり腰」を自分で防いでいく道が見えてくるのではないでしょうか。